約1時間のフェリーの旅でブレマートンに到着です。ここのマリーナには何百ものボートが浮かび、レストランや、カフェや、ブティックが立ち並ぶ、散策するのにちょうど良い商業地区があります。USSターナー・ジョイを利用した博物館は必見です。かつての海軍の軍艦の中を歩いて、装備品、航海に関する展示、水兵の居住区、古い砲塔の跡を見ることができます。
車で北へ10分(25 km)のシルバーデイルに立ち寄って、クリア・クリーク・トレイルで湿地を抜けるアーバン・ハイキングを楽しみましょう。シルバーデイルからさらに18 kmを走るとポールスボーに到着です。この水辺の街は、「リトル・ノルウェー」と呼ばれ、1880年代にノルウェーや北欧系の入植者によって築かれました。ビール醸造所、レストラン、カフェ、ギフトショップが立ち並び、リバティ・ベイ・ウォーターフロント・パーク近くのフロント・ストリートは特に賑わっています。スロイズ・ポールスボー・ベーカリーでは、北欧のペストリーやドーナツ、焼きたてのパンを求める人たちが、よく行列を作っています。また、ノルディスカなどのブティックは、北欧風の楽しげな家庭用品や衣類、本や装飾品を選ぶのに最適な場所です。
その次には、スクアミッシュ博物館を訪れましょう。この地に最初に入植し、シアトルという街の名前の由来となったシアトル酋長率いるスクアミッシュ族を記念する博物館で、シアトル酋長をはじめとする、スクアミッシュ族の長たちの生涯、部族の歴史、伝統、文化について詳しく展示しています。
車で北へ20分(16 km)走ると、ポート・ギャンブルに到着します。フッド運河沿いのこの町は、かつては製材業と製材所で知られていましたが、現在はサイクリング、カヤック、ハイキングなど、数多くのアウトドア・アクティビティの出発点となっています。さらに車で20分(20 km)走ると、キットサップ半島の北端の街ハンズビルに着きます。ここの見どころは、ピュージェット湾を見渡す、絵のように美しいポイント・ノー・ポイント灯台です。
日帰りまたは週末の冒険旅行の後は、再び南へ車を走らせて、ブレマートンに戻ります。時間に余裕があれば、ポート・オーチャードに立ち寄って、アンティークショップや、レストランや、カフェが立ち並ぶウォーターフロント・コミュニティを散策しましょう。世界的に有名な作家のデビー・マコンバーはここの出身で、人気ドラマシリーズ『シダー・コーブ』も、オーチャード港を基にした架空の街を舞台とする、マコンバーの小説が原作となっています。ブレマートンからフェリーに乗ってシアトルに戻れば、さらに夢のような冒険が待っています。
アクセス情報:ブレマートンは、シアトルからフェリーで1時間のところにあります。52番埠頭のワシントン・ステート・フェリーズのターミナルから乗船することができます。シルバーデイルとポールスボーへは、ワシントン州道WA-3ノースを利用します。ポールスボーからWA-305サウスを通って、スクアミッシュ博物館へ。さらに博物館からポート・ギャンブル・ロード・ノースイースト、そしてWA-104ウェストと通ればポート・ギャンブルに行けます。またWA-104イーストから、ハンズビル・ロード・ノースイーストを進むとハンズビルに到着します。ブレマートンに戻って、WA-3サウスから、WA-166イーストへと進むとポート・オーチャードに行くことができます。