Mount Rainier Christopher Kimmel / Cavan Image

レーニア山

氷河、野の花が咲き乱れる草原、原生林、地平線にそびえ立つ雄大な火山。それは、世界有数の象徴的な山であり、シアトルとワシントン州のシンボルの一つでもあるレーニア山のことです。

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なお素晴らしいことに、高さ4,392mのこの山は、シアトルから車でわずか2時間半の距離にあり、国立公園は日帰り旅行やガイドツアーに最適な目的地となっています。

まずはパラダイス・ビジターエリアに行ってみましょう。ここはロッジスタイルのヘンリー・M・ジャクソン記念ビジターセンターの中にあって、一年中開けていますが、冬から春先にかけての季節は週末のみとなっています。レーニア山の詳細、氷河、この地域の野生生物、山頂に挑み、成功を収めた人々の物語などが展示されています。ギフトショップ、カフェテリア、インフォメーションブースもあり、近隣のトレイルをハイキングする前に、また山頂を写真に収める前に、まずここを訪れるのが最も良いでしょう。アクティブ好きな観光客なら、花咲く夏の草原や渓谷の景色を眺めながら比較的平坦な、舗装されたトレイルを歩く初心者向けのコースや、鬱蒼とした森林の中を、鳥や鹿、マーモットなどの野生動物を見ながら歩くチャレンジングなコースを楽しむことができます。またレンジャーによる、夏のハイキングと冬のスノーシューウォーキングのガイドも利用できます。

サンライズは、マウント・レーニア国立公園の中で、車で行ける最も高い場所にあることから、2番目に人気のあるビジターエリアになっています。ここからは、エモンズ氷河、周囲の渓谷、近くのアダムス山、そしてもちろんレーニア山の全体を目にすることができ、まさに絶景ポイントです。7月から9月までの夏の繁忙期にはビジターセンターがオープンし、山に関する展示やピクニックエリアを見ることもできます。

ロングマイヤーは、一年を通じて誰でも、気軽に探検をすることができます。ロングマイヤー博物館は年中無休で開館しており、展示品、詳しい情報の載ったガイド、書店があります。また5月下旬から10月上旬にかけて開業する、石と木で建てられたウィルダネス・インフォメーション・センターは、典型的な「国立公園局らしい素朴な」建築物です。ロングマイヤーの歴史地区のセルフガイド散策ツアーでのぞいてみてください。また冬期には、スノーシューでこの2 kmの距離を縦走することができます。探検の後は、ボリュームたっぷりの食事を楽しみ、ナショナル・パーク・インで一休みしましょう。

アクセス情報:レーニア山は、シアトルから車に乗って2時間半(172 km)で行くことができます。パラダイスとロングマイヤーは、州間高速道路I-5サウスを行き、127出口からワシントン州道WA-512イースト(ピュアラップ方面)に入ります。スティール・ストリート出口で左折してスティール・ストリートに入り、1.5 km進みます。今度はスティール・ストリートを左折してWA-704に入り、東に進みます。1 km走った後で右折してWA-7サウスに入ります。50.5 km走ったら、WA-706に入り、ニスカリー・エントランスを目指します。サンライズは、I-5サウスを行き、142A出口からWA-18イースト(オーバーン方面)に入ります。次にWA-164イースト出口(エニュムクロー方面)からWA-410イースト(ピアース郡)をさらに進みます。標識に従ってWA-123サウスに入り、さらにスティーブンズ・キャニオン・ロードを進んでください。