シアトルは、スポーツチームを心から愛している街です。シアトルに本拠を置くチーム、スタジアムやアリーナ、そして各国から集まった何十人ものスター選手を見れば、そのことがよくわかると思います。スタンドに詰めかける何千人もの地元ファンに混じって、試合と、その賑やかな雰囲気を肌で感じてください。
シアトル・マリナーズの選手たちは、4月から9月までのレギュラーシーズンの間、T–モバイル・パークでホームランを放ち、三振を奪います。このスタジアムは開閉式屋根付き球場なので、天候に関係なく試合を行うことができます。ドミニカ共和国出身のフリオ・ロドリゲス(Jロッド)やテオスカル・ヘルナンデス、アメリカ出身のJ・P・クロフォード、パナマ出身のホセ・カバイェロなど、世界各地から集まったスター選手がグラウンドで活躍する姿を見たり、球場周辺にあるチームグッズの店や、タコス、バッタの唐揚げ、ワンタンなどの世界各国の食べ物の数々を楽しんでください。
アクセス情報:リンク・ライトレール(球場前で下車)かキング・カウンティ・メトロの21番バスを利用。
2026年のFIFAワールドカップの開催都市の一つであるシアトルは、間違いなくサッカーを愛する街です。しかし、ビューティフルゲームを楽しみたいのなら、その日が来るのを待っている必要はありません。ルーメン・フィールドを本拠にするクラブは2つありますが、3月から10月までは、メジャーリーグサッカー(MLS)所属のシアトル・サウンダーズFCのレイブグリーンの海にフィールドは覆われ、4月から10月までは、ナショナルウィメンズサッカーリーグ所属のOLレインのロイヤルブルーの波が押し寄せることでしょう。サウンダーズでは、スイス出身のシュテファン・フライや、ペルー出身のラウル・ルイディアスなどの有名選手がプレーしています。またレインでは、カナダ出身のクィン、ウェールズ出身のジェス・フィッシュロック、アメリカ出身のミーガン・ラピノーが所属しています。
アクセス情報:リンク・ライトレール(球場前で下車)かキング・カウンティ・メトロの21番バスを利用。
アメリカで特に人気の高いスポーツの一つを、全米一熱狂的なファンと一緒に体験してみませんか。ナショナルフットボールリーグ(NFL)のシアトル・シーホークスは、本拠地ルーメン・フィールドで、9月から翌年1月までプレーします。また2月から4月には、NFLの下部リーグとも言えるXFLのシアトル・シードラゴンズがここでプレーします。アメリカンフットボールでは、タッチダウンを狙ってボールを投げ、相手選手にタックルをして勝利を目指す、テンポの速い試合が繰り広げられます。
アクセス情報:リンク・ライトレール(球場前で下車)かキング・カウンティ・メトロの21番バスを利用。
シアトル・ストームは、ウィメンズ・ナショナル・バスケットボール・アソシエーションで、最近の2020年をはじめとして4度の優勝を飾っています。オーストラリア出身のサミ・ウィットコムや、アメリカ出身のジュエル・ロイドなどの国際的なスター選手たちを先頭に、5月から9月まで、スペース・ニードルと同じ敷地内にある新生クライメット・プレッジ・アリーナを舞台にシーズンを戦います。
アクセス情報:ダウンタウンのウェストレイク・センター(5thアベニューとパイン・ストリートの交差点)でシアトル・センター・モノレールに乗り、シアトル・センターで下車。
ナショナルホッケーリーグ(NHL)は、2021年にシアトル・クラーケンが新たに加わりました。以来、シアトルのアイスホッケーファンは、「ザ・ディープ」の愛称で親しまれる本拠地クライメット・プレッジ・アリーナで、チームと、ドイツ出身のフィリップ・グルーバウアーや、デンマークのオリバー・ビョルクストランドなどの選手たちに、熱狂的な声援を送っています。NHLのレギュラーシーズンは、10月から翌年4月です。また、9月から翌年3月までジュニア選手がプレーするウェスタンホッケーリーグ(WHL)所属の2チームも、シアトル周辺に本拠を置いています。シアトル・サンダーバーズは、ケントにあるショーウェア・センターを本拠地に、2023年のWHL優勝を果たしました。また、エバレット・シルバーティップスは、エンジェル・オブ・ザ・ウィンズ・アリーナを本拠地にしています。
アクセス情報:ダウンタウンのウェストレイク・センター(5thアベニューとパイン・ストリートの交差点)でシアトル・センター・モノレールに乗り、シアトル・センターで下車すればクライメット・プレッジ・アリーナに行くことができます。また、ダウンタウンのすぐ南にあるシアトルのキング・ストリート駅からサウンダー・トレインに乗れば、ケントのショーウェア・センター(ケント駅)またはエバレットのエンジェル・オブ・ザ・ウィンズ・アリーナ(エバレット駅)に行くことができます。
タックウィラのスターファイヤー・スタジアムは、2月から6月にかけてラグビーのピッチに姿を変え、メジャーリーグラグビー(MLR)で2度の優勝を誇るシアトル・シーウルブズがトライを狙います。またシアトルは、2031年のラグビーワールドカップ開催地として、アメリカ国内の候補都市の一つに挙げられています。
アクセス情報:リンク・ライトレール(タックウィラ前で下車)かキング・カウンティ・メトロの150番バスを利用。
試合を観にいくことができない場合でも、ルーメン・フィールド、T-モバイル・パーク、クライメット・プレッジ・アリーナの舞台裏ツアーでファン体験をすることができます。ルーメン・フィールドの75分間のツアーには、ロッカールームの見学とフィールドでの休憩が含まれています。また、T-モバイル・パークの試合開始前ツアーでは、クラブハウスとオーナー用スイートを見学するほか、バッティング練習を30分間、間近で見ることができます。スポーツとエンターテインメントの複合施設であるクライメット・プレッジ・アリーナのツアーでは、クラーケンやストームのロッカールーム、ミュージシャンたちがコンサート前に使用するグリーンルーム、さらにはコートやリンクの上を歩くこともできます。
アクセス情報:ルーメン・フィールドとTモバイル・パークは、リンク・ライトレール(球場前で下車)かキング・カウンティ・メトロの21番バスを利用。クライメット・プレッジ・アリーナは、ダウンタウンのウェストレイク・センター(5thアベニューとパイン・ストリートの交差点)でシアトル・センター・モノレールに乗り、シアトル・センターで下車。