シアトルのかつてのダウンタウンが今再びブームになっています。長いあいだ忘れ去られていた通りから、フレッシュで斬新なレストランまで、古くて新しい街を探検してみましょう。
「ボナペティ」という挨拶が響くダム・ザ・ウェザー(Damn the Weather)は、2015年のアメリカ・ベスト・ニューバーに選ばれたお店です。タコのリゾットや、ラムとクレオル・ビターズをあしらったハイチ風オールドファッションドのような独創的なカクテルをお楽しみください。最近オープンしたもうひとつの注目のお店は、エステーツ・ワイン・ルーム(Estates Wine Room)で、この流行の最先端の街でワインのテイスティングができます。ラディーチ(Radici)では南イタリア料理、カスコ・アンティグオ(Casco Antiguo)では高級メキシカン、ザ・ロンドン・プレーン(The London Plane)では素材にこだわったノースウエスト料理が楽しめます。アジア料理が恋しくなったら、屋台から実店舗を持つ店に成長した、フィリピンと日本の味が楽しめるお粥専門店、クラーケン・コンジー(Kraken Congee)がおすすめです。
昔懐かしい色合いのシックなアクセサリーのパイオニア、E.スミス・マーカンティール(E. Smith Mercantile)をのぞいてみましょう。隣にはかわいい靴下やスキッシャブル(Squishables)(丸くデフォルメしたぬいぐるみ)、ペーパーランプなどのインテリア雑貨を扱うファイアワークス・ギャラリー(Fireworks Gallery)があります。ラグーナ・ポッタリー(Laguna Pottery)で機能的な美しい陶磁器を見た後は、ロッキー・マウンテン・チョコレート・ファクトリー(Rocky Mountain Chocolate Factory)でスイーツに手を伸ばしましょう。
アンダーグラウンド・ツアー(Underground Tour)でシアトルのルーツをのぞいてみましょう。今は地下に埋もれてしまった19世紀のシアトルの通りや店を探検できます。そのあとは無料のクロンダイク・ゴールド・ラッシュ国立歴史公園(Klondike Gold Rush National Historical Park)に立ち寄り、一攫千金を夢見てユーコン(Yukon)に流れ込んだ70,000人の探鉱者の物語に思いをはせましょう。もっと最近の歴史を調べるには、シアトル・メトロポリタン警察博物館(Seattle Metropolitan Police Museum)や、ノースウエスト最大の古い消防車のコレクションがある無料のラスト・リゾート消防署(Last Resort Fire Department)がおすすめです。最後は、人工の滝がある小さな公園、ウォーターフォール・ガーデン(Waterfall Garden)でくつろいだり、スプークト・イン・シアトル(Spooked in Seattle)の鳥肌が立つような体験ができるゴーストツアーに参加してみてはいかがでしょう。