シアトルのシンボルであるこの建物は、60周年を迎えるに当たって、先日歴史的な改修工事を行いました。この改修により、最上階の展望デッキは2階建てになりました。上の階には、床から天井までガラス張りの展望デッキがあり、ダウンタウンや湖、レーニア山などの山々といった素晴らしい眺めを楽しむことができます。また下の階には、世界でここにしかない回転式ガラスフロアが目を引くラウンジとカフェがあり、太平洋岸北西部を代表する食事を味わうことができます。
アクセス情報:シアトルのダウンタウンにあるウェストレイク・センター駅(5thアベニューとパイン・ストリート)でシアトル・センター・モノレールに乗り、シアトル・センター駅で下車。
世界的に有名なガラス工芸作家デイル・チフーリはシアトル近郊で生まれました。ここは、そのチフーリのさまざまな作品を集めた、世界でも指折りの場所です。作品がいっぱいに並ぶ屋外庭園、まばゆいばかりの展示ホール、そして頭上に吊るされた1,340個の黄色、オレンジ、赤のガラスの花盤が目を引く温室をお楽しみください。
アクセス情報:シアトルのダウンタウンにあるウェストレイク・センター駅(5thアベニューとパイン・ストリート)でシアトル・センター・モノレールに乗り、シアトル・センター駅で下車。
スペース・ニードルの隣にあるこのカラフルな博物館は、音楽、映画、ビデオゲーム、SFなど、シアトルのポップ・カルチャーの遺産をあらゆる形で称えます。ファンタジーの世界や、ホラー映画や、有名なギターといった、あらゆるジャンルの展示品を見たり、また、インタラクティブなサウンド・ラボで楽器を使って自作の曲を録音してみるのもよいでしょう。
アクセス情報:シアトルのダウンタウンにあるウェストレイク・センター駅(5thアベニューとパイン・ストリート)でシアトル・センター・モノレールに乗り、シアトル・センター駅で下車。
ダウンタウンのウェストレイク・センター・ショッピング・モールと、スペース・ニードルなどの観光スポットがあるシアトル・センターとの間を結ぶ高架鉄道です。1962年の万国博覧会のために建設された歴史あるモノレールで、この街のとても便利でユニークな乗り物の一つとして、今でも移動時間3分で運行しています。
アクセス情報:ウェストレイク・センター駅(5thアベニューとパイン・ストリート)とシアトル・センター駅から利用可能。
アメリカでも特に長い歴史を持つこの有名な市場では、シアトルのさまざまな見所を発見することができます。たくさんの新鮮な果物、採れたての野菜、手作りのギフト、素晴らしい花々を売る露店が並ぶ中に、スターバックスの1号店、有名な魚の投げ売り、世界中のおいしい料理を食べられる何十軒ものレストラン、陽気なストリート・ミュージシャンやパフォーマーを見ることができます。マーケットのまばゆいネオンサインの前で写真を撮ったり、広々とした屋外のマーケットフロント広場からエリオット湾の眺めを楽しんだりしましょう。
アクセス情報:徒歩で、ダウンタウンの1stアベニューとパイク・ストリートの交差点まで。
ダウンタウンの中心部にあるこの素晴らしい美術館には、地元や世界中から集められた約25,000点の美術品が展示されています。4階建てのギャラリーを回って、息をのむような彫刻やインスタレーション、繊細な工芸品や貴重な絵画を鑑賞しましょう。また1階には、シーフード専門レストランと魅力的なギフトショップもあり、まる一日をここで過ごすことができます。建物の外にある、ジョナサン・ボロフスキーが手がけた巨大な彫刻作品『ハンマリング・マン』もとても印象的です。
アクセス情報:徒歩で、ダウンタウンの1stアベニューとユニオン・ストリートの交差点まで。
シアトルの自然と文化を一度に楽しむことができます。ダウンタウンの北端に位置するウォーターフロントの公共公園には、何十もの彫刻と、緩やかに上り下りする遊歩道や青々とした芝生があり、景色を眺めながらの散歩やピクニックには最適です。アレクサンダー・カルダー作として有名な、高くそびえ立つ赤い『鷲』や、スペイン人アーティストのジャウメ・プレンサの印象的な『エコー』も必見です。
アクセス情報:ダウンタウンから徒歩または99番バスで、ウェスタン・アベニューとブロード・ストリートの交差点まで。
ダウンタウンのすぐ西の、エリオット湾に面した活気あるウォーターフロント地区には、シーフードレストランやギフトショップ、シアトル大観覧車やシアトル水族館などの有名な観光スポットが集まっています。埠頭に沿った1.5 kmの道のりを約30分かけて歩きながら、港を出るフェリーや、オリンピック山脈や、賑やかな雑踏などの風景を楽しみましょう。
アクセス情報:アラスカン・ウェイに沿って徒歩で、50番埠頭から70番埠頭まで約30分。
水に囲まれたシアトルですから、59番埠頭にあるこの水族館で水生動物を間近に見られるのは当然のことです。潮溜りではヒトデやイソギンチャクに触れることができ、アンダーウォーター・ドームでは無数の魚やサメを見られます。2024年には、近くの60番埠頭にオーシャン・パビリオンがオープンする予定で、さらに多くの水辺の野生動物を観察できるようになることでしょう。
アクセス情報:ダウンタウンのウォーターフロント地区から徒歩で、59番埠頭まで。
ダウンタウンのウォーターフロント地区の57番埠頭の端にあるシアトル大観覧車は、エアコン完備の42台のゴンドラが空中高くまで運んでくれます。アメリカ西海岸最大のこの観覧車からは、水辺やダウンタウンのビル群の美しい景色を臨むことができます。車椅子利用者が乗りやすいように、リフトとスロープが設置されています。夜になると50万個以上のLEDライトが点灯し、まばゆいばかりのショーが繰り広げられます。
アクセス情報:ダウンタウンのウォーターフロント地区から徒歩で、57番埠頭まで。
スペース・ニードルとダウンタウンが前面に写っている、まるで絵葉書みたいなシアトルの写真を見たことがあるとしたら、それはたぶんシアトルのクイーン・アン地区にあるこの公園から撮影したものでしょう。小高い丘の上にあるケリーパークからはシアトルの街並みが一望でき、晴れた日にはレーニア山まで見えます。これぞシアトルという写真を撮ったり、ロマンチックな夕日を眺めたりするのに、もってこいの場所です。
アクセス情報:キング・カウンティ・メトロの2番、13番または29番バスに乗り、クイーン・アン・アベニュー・ノースとウェスト・ハイランド・ドライブの交差点で下車。そこから徒歩3分で、3rdアベニュー・ウェストとウェスト・ハイランド・ドライブの交差点。
超高層ビルの73階から息をのむほどの眺望を楽しむことができる、シアトルで最も高い場所にある展望台です。275 mの高さから、西には輝くエリオット湾、眼下にはシアトルのダウンタウン、そして周囲の山々を見渡すことができます。眺めを楽しんだ後は、最近リニューアルされたカフェで、軽食と一緒にクラフトカクテルやグラスワインを味わいましょう。
アクセス情報:徒歩で、5thアベニューとコロンビア・ストリートの交差点まで。
かつてはアメリカ西海岸で最も高いビルだったこのシアトルの歴史的建造物は、今もなお魅力的な特徴でいっぱいです。ピラミッド型の屋根と伝統的な建築様式は、パイオニア・スクエア周辺ではすぐ目に止まります。エレベーターで35階まで上がると、展望台からシアトルの街並みが一望でき、禁酒法時代を思わせるバーでは、景色を眺めながらカクテルを楽しむことができます。
アクセス情報:徒歩で、2ndアベニューとイエスラー・ウェイの交差点まで。
スポーツ用のスタジアムとアリーナ:T–モバイル・パーク、ルーメン・フィールド、クライメット・プレッジ・アリーナ
シアトルには、スポーツチームの本拠地が3カ所あり、熱狂的なファンが集まります。SoDo地区にある2つの開閉式屋根付きスタジアムで、記憶に残る雰囲気を味わいましょう。ルーメン・フィールドは、サッカー(サウンダーズFCとOLレイン)とアメリカンフットボール(シーホークス)の本拠地。またT-モバイル・パークでは、野球チーム(マリナーズ)がプレーをします。シアトル・センターにあるクライメット・プレッジ・アリーナは、世界有数の、持続可能性を意識したスポーツ施設の一つで、冬にはアイスホッケーリンク(クラーケン)、春から秋にはバスケットボールコート(ストーム)に姿を変えます。この3つのスポーツ施設はいずれも、ロッカールームなどを見学できる舞台裏ツアーを開催しています。
アクセス情報:ルーメン・フィールドとT-モバイル・パークは、キング・カウンティ・メトロの21番バスに乗り、4thアベニュー・ウェストとサウス・ロイヤル・ブロアム・ウェイの交差点で下車、またはリンク・ライトレールに乗り、スタジアム前で下車。クライメット・プレッジ・アリーナは、ダウンタウンのウェストレイク・センター(5thアベニューとパイン・ストリートの交差点)でシアトル・センター・モノレールに乗り、シアトル・センターで下車。
ダウンタウンのウォーターフロントにある52番埠頭から運航している緑と白のフェリーボートです。車や自転車で乗り込むこともできます。オリンピック半島近くのベインブリッジ島やブレマートンの美しい景色を見られる船旅は、ワシントン州内でも特に人気の高いアクティビティの一つです。途中、森で覆われた島々や海鳥を眺めながらの、穏やかな海の旅をお楽しみください。
アクセス情報:徒歩で、ダウンタウンのウォーターフロント地区の52番埠頭まで。
シアトルの多彩なチャイナタウン・インターナショナル地区には、数多くのアジア系コミュニティセンター、ショップ、レストランが集まっています。赤、黄、緑、青に彩られたこの門は、中国の伝統的な門を手本にして建てられたもので、この地区の西の端のランドマークになっています。8,000枚もの瓦を見上げつつ、門の下で記念写真を撮ってから、この地区をいろいろ見て回るとよいでしょう。
アクセス情報:キング・カウンティ・メトロの5番、24番、26番、28番または40番バスに乗り、4thアベニューとサウス・ジャクソン・ストリートの交差点で下車、またはリンク・ライトレールに乗り、インターナショナル地区とチャイナタウン前で下車、そこから徒歩で、5thアベニュー・サウスとサウス・キング・ストリートの交差点まで。
シアトルの淡水湖とピュージェット湾の間の水位を調整するために、地元の技術者たちがこの複雑な「船のエレベーター」システムを作り出しました。ここを通過する船を間近で見た後は、周辺の植物園や、新しく改装されたサーモン・エデュケーション・センターを巡りましょう。ここでは、生きた魚がサーモン・ラダーを遡上するところや、産卵期の魚の旅を詳しく説明したインタラクティブなパネルを見ることができます。
アクセス情報:キング・カウンティ・メトロの17番か29番バスに乗り、ノースウェスト・マーケット・ストリートと28thアベニュー・ノースウェストで下車、そこから徒歩10分で、バラード・ロックスに行くことができます。
ウェスト・シアトル地区にあるこの美しいビーチは地元の人々や観光客で賑わいます。タオルを広げて日光浴をしたり、舗装された小道を歩いて人間ウォッチングを楽しんだりしましょう。また、通りを挟んだ向かい側には、シーフード料理やアイスクリーム、パティオで楽しむビールなど、ビーチタウンの雰囲気を盛り上げてくれるレストランやショップがいくつも並んでいます。
アクセス情報:ウェスト・シアトル水上タクシー(50番埠頭)に乗り、シークレスト公園で下船、そこから無料の775番シャトルバスに乗り、アルカイ・ポイントで下車。
有名な航空会社ボーイングはシアトルで設立されました。この博物館は、会社設立時の本社があった場所で、現在まで続く遺産を称えています。ジョージタウンにある航空博物館は、歴史的なモデルや最新鋭のジェット機など150機以上の航空機や宇宙船が展示されている、飛行機愛好家にとってはたまらない場所です。また、実際に宇宙飛行士がミッションの準備に使ったスペースシャトル訓練施設を歩くこともできます。
アクセス情報:キング・カウンティ・メトロの124番バスに乗り、イースト・マージナル・ウェイ・サウスとサウス96thプレースの交差点で下車。
フューチャー・オブ・フライト航空センターとボーイング工場ツアー
シアトルの北に位置するムキルテオにあるボーイング社の飛行機組立工場の舞台裏を見学できるツアーです。ガイドの説明を受けながら、工場で飛行機が組み立てられるところを見学します。その後、フューチャー・オブ・フライト航空センターで、航空機に関する最先端技術を紹介するインタラクティブな展示を楽しみます。
アクセス情報:シアトルからムキルテオまでは車で、州間高速道路I-5ノース、ワシントン州道WA-525ノースを30分で行くことができます。
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